2020年05月31日

母のこと 2

東京オリンピックは、老人ホームの広間で見ている…
随分前からなんとなく漠然とそんなイメージを抱いていました。
急に検討したわけではなく、数年前から選択肢の1つでした。

今年に入ってからは具体的に来年春の入居!と目標を立て、
3月には数か所見学に行ったりしていました。
この頃検討していた施設は、どこも満室で待機の方もいたので、
早めに仮申し込みをした方が良いとの判断です。
個人で動いたのではなく、その頃相談に行っていた漢方薬局で
老人ホームの紹介業もやっていると教えてもらい、
そこに間に入っていただいての見学でした。
地元に特化した紹介業という事もあり、いろんな現場の情報を
的確に伝えてもらい、私のチョイスにも太鼓判を押してもらったりして、
最初から安心感がありました。

新型コロナウィルスの関係で見学も自粛の動きがあり、
来年の春の入居を検討している私たちが今見学するのはご迷惑かも…と
しばらく中断していたのですが、今回の体調悪化に慌てて見学を再開しました。

見学の予約を入れた日の母の介護をどうしよう…なんて困っているうちに
入院する事になり、母の心配をせずに見学に行けたのも凄いタイミング。

今回は、3月の頃とは条件を多少変えて24時間看護師さんがいる施設を探しました。

ネットで検索すると、数件ヒットしました。
それを紹介業の方にお伺いのを連絡すると、1つは3月に薦めてくれていた施設でした。
あの頃は少し距離があるからと、私がピンと来てなかったのです。
そしてネットで見る限り、空室がある!

新型コロナの関係で見学者も減り、空室が3月より若干増えてました。

弟にも同行してもらい、見学に行ったところ…
これがもう素晴らしくて。
一体何が素晴らしいかと言うと、施設は当然なのですが、スタッフの方の雰囲気。
施設の方にも「何を求めますか?」と聞かれ、私は「人」と即答しました。
人との相性が悪ければ、どんなに素晴らしくてもしっくりこない事は
いろんな場面からも学んでいたので、違和感無く次から次へと言葉が出る自分に
「これはきっと正解」と感じました。
ちょっとでも違和感があると、とたんに口数が少なくなる私の判断方法です(笑)

会話が弾んで、母がここに住まう事が具体的に想像ができ、
終わりの方で入居者さんの様子のお写真見せてもらった時には
その写真に母が写っていないのが不思議に思うくらいでした。

見学後は急展開で、今はもう母の退院日さえ決まれば入居の状態です。
検討から決定まで10日あったかしら…

その後、母の状態は落ち着き、今は熱も下がり安定しているようなので、
退院が決まりました。
退院後、そのまま入居です。
その辺りの展開も「待ってーー」と言いたくなるくらいスムーズで、
「きっと正解なんだ…」と再び確信。

というのも、恐ろしいくらいにスムーズに事が運ぶ事があり、
今回もまたそれでした。
油断すると「本当にこれで良いのだろうか…」と不安に襲われますが、
スムーズ具合を思い出しては自分に納得させています。

母の気持ちを書いていませんでしたが、母も体調を悪くしてからは、
もうどこでも良いから老人ホームに入りたいと言い始め、
見学もしていない頃から「いつ入れるんだ」「明日?」と、
強く入居を希望していました。
家で夜を迎えるのがとにかく不安で、それが入りたいと強く訴えるきっかけに
なったようです。
※いざ入居してからは寂しい、帰りたいと言うだろうな…と覚悟していますが

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無我夢中だったここ数か月から、突然自分の事に集中できる日々が戻ってきましたが、
濃厚なここ数か月の体験は強烈で、今も夜中に何度も目が覚め、
それは母に起こされた時刻なのです。
声が聞こえたような気がする事もあります。

それでも最近はクマ作業も再開し、父との二人での生活もリズムができてきました。

余裕が生まれてきたのか、考え事も増えてきました。
そして気付いてしまいました。
「母と一緒に生活できないのは寂しい」と。
それまでは自覚無しでしたが、母と私は仲良しでした(笑)
ここ最近は看病とか介護の面ばかり見ていたので、早く逃れたい!という思いで
いっぱいでしたが、手が離れたと思ったとたん、猛烈に寂しいです。

決して父と仲が悪いわけではありませんが、知らず知らずのうちに母と私は
濃密な間柄になっていたようです。
どんなに状態が悪くとも、母も私もユーモアを忘れません。
そういういついかなる瞬間にもユーモアを持った会話というのは、
母との間にしか存在していないかもしれません。

父もそういうタイプでしたが、ここ最近で歳を取り勘も鈍くなりました。
なので、母との絶妙な会話とは程遠いのです。

考えてみると、それは母の介護を始めた5年前くらいから構築されたものだと思います。
介護によって、ものすごく母との距離が縮まり、今では共依存??とすら思います。

でも変化の時を迎えました。
これはもうずっと覚悟していた事だし、不安半分期待半分なのも正直な気持ちです。
何を選択したら正解なのか…というより、選んだ道が正解なんだと信じたいです。
後悔もするだろうし、今の想像では及ばない何かが待っているかもしれません。

変化を嫌う私ですが、もう現状ではそう言っていられなくなりました。
本当の意味でのNEW梅ZOOのスタートが待っているのだと思います。

老人ホーム入居後の事はまたどこかのタイミングで書きたいと思います。

posted by 梅☆ZOO at 09:00| 介護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする